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▲大沢側の橋台の脇っちょに説明板が設置されている。 |
2017年4月下旬撮影
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■ 今はなき「森林鉄道」の思い出 |
「木曽のナ〜中乗りさん」で知られた「木曽式伐木運材法」は、1923年(大正12年)に完成した森林鉄道による運材に変わった。往時はアメリカ生まれのボールドウィン製のミニSLが、玉葱型の煙突からモクモクと煙をはいて、この客車に山で作業する人を乗せ、台車で材木を運搬したものである。この「森林鉄道」も自動車道の開設に伴い、1966年(昭和41年)に廃止され、40有余年の歴史に幕を下ろした。平成26年4月「林業遺産」に選定。 |
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■ 大石 |
花崗岩は、地下深いところで、マグマがゆっくりと結晶をつくり、隆起して地表に現れる。濃飛流紋岩を貫いていることから、後“濃飛”の花崗岩である。田石と呼ばれる大きな花崗岩(大きな甌穴:ポットホール)が見られる。 |
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▲当橋梁は、「2013年度林業遺産」に選定された木曾森林鉄道関連の遺構群のひとつである。
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2014年9月28日撮影
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▲大沢側から見る。橋梁の前後に勾配標が設置されている。
以下は、建設当初のスペック
位 置:1.780.7m
延 長:36.3m
勾 配:水平(L)
角度及方向:斜橋 一部左曲線
桁の材質:軟鋼工字桁、構桁
桁の製造所:日本橋梁株式会社
橋台の材質:切石積
橋脚の材質:切石積
翼壁の材質:間知石積
曲 線:R=27.3
起工年月:大正13年
竣工年月:大正14年
備 考:
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「大桑村立村100周年記念・写真で100年」より接写転載
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------- 野尻森林鉄道阿寺線3 END -------
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