Road to 滝越 ディレクターズカット版 其の3
衣浦臨海鉄道を後にして“半田”に向かいます。途中のコンビニでガリガリ君アイスを頬張る。
ほどなくして、本日のメインイベントである『半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)』に到着。開場時間は10時。ほぼ時間通りに到着。

半田赤レンガ建物は(以下、半田市のHPより)、明治31年に「カブトビール」の醸造工場として建設。第二次世界大戦中の1944年(昭和19年)に、中島飛行機製作所の衣糧倉庫となった赤レンガ建物ですが、戦後は、日本食品化工(株)のコーンスターチ加工工場として、平成6年9月(1994年)まで使用されていました。 工場閉鎖後、平成8年に半田市が買取り、安全管理上、通常は非公開となっていますが、平成14年度から、建物の保存と活用を目的に活動する市民団体「赤煉瓦倶楽部半田」と協力し、年に数回建物内部の一般公開を行っています。
衣浦臨海鉄道碧南線,碧南市駅,貨物列車,画像
午前10時7分 半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場) '12.7.28 撮影@ワル沢氏
この日と翌日は一般公開日(生カブトビールフェスタ)でした。
復刻されたカブトビールを「生」で飲むことができるそうです。
が、オイラは飲めません。車の運転があるので(涙)
衣浦臨海鉄道碧南線,碧南市駅,貨物列車,画像
半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場) '12.7.28 撮影@ワル沢氏
衣浦臨海鉄道碧南線,碧南市駅,貨物列車,画像
別角度から。“ハーフティンバー”と言うらしい '12.7.28 撮影@ワル沢氏
衣浦臨海鉄道碧南線,碧南市駅,貨物列車,画像
赤レンガ建物北面(一番上の写真の右奥) '12.7.28
ここに来た目的のひとつでもある機銃掃射跡。以下、赤レンガ説明板より

第二次世界大戦時における、半田市への本格的な空襲は、昭和20年(1945年)7月15日、硫黄島基地を発進した米軍のP51戦闘機10数機によって行われました。3機から6機編隊に分かれたP51が、三波にわたり、半田市上空に飛来し、超低空から攻撃を繰り返しました。 市内とその周辺地域に急降下による機銃掃射を浴びせ、8名の市民の犠牲者を出しました。 当時、中島飛行機の衣糧倉庫として使われていたこの「旧カブトビール工場」も激しく銃撃され、火災が発生し、一部が損傷しました。 今もなお、その時の機銃掃射による多数の弾痕が北側壁面に残っています。全国でもまれな貴重な戦争遺跡であり、戦争の悲惨さを語り伝える役割を果たしています。
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
機銃掃射跡 '12.7.28 撮影@ワル沢氏
ガイド氏によると、まだ無数の機銃弾が食い込んでいるという。
夜中にコッソリと...
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
館内に展示されている半田機銃掃射についての新聞記事 '12.7.28 撮影@ワル沢氏
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P-51の実弾も展示されている '12.7.28
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
新聞記事 '12.7.28
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
駐車場から見た機銃掃射跡。帰り際に撮影 '12.7.28
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
上写真から振り返る '12.7.28
戦争中はどんな景色だったのでしょうか。
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
館内 '12.7.28
館内に入ります。外とはうって変わって涼しい。
しかし、それも束の間。
湿度が高いので歩くだけで汗タラタラ。まるで蒸し風呂に入っているようでした。
不快指数ほぼ100%(感じ方は人それぞれ)。モー出たい...
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
館内。資料等が豊富に展示してある '12.7.28
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
トロッコも展示してある '12.7.28
ここに来た最大の目的である“トロッコ(再現)”。
当初は生産したビールを武豊線の半田駅まで牛車などで運んで出荷。それが大正時代に入り、工場から約1キロ離れた同駅までの緩やかな下り坂を利用して、レールを敷設。トロッコに10箱ずつ乗せて運んだという(手押し)。
再現したトロッコは長さ2メートル、幅1メートル 。製作費は10万円。ちなみに、木製ビールケースも再現。
京葉臨海鉄道,千葉貨物駅,貨物列車,画像
トロッコ '12.7.28 撮影@ワル沢氏
いずれ涼しいトキに再訪し、軌道跡を探してみよう。ガイド氏によれば、僅かながら軌道跡が確認できるという。
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戦利品のポスター(1年近く放置状態だったが、撮影のため壁に貼る)。500円也。お二方は芸者さん
其の3終わり。其の4へつづく

寄り道をしながら木曽に向かいます

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