|
瀬戸川森林鉄道1（瀬戸川ー瀬戸川第1号橋梁）／ 瀬戸川林道 鉄2
|
|
|
|
|
|
|
|
| 当線について（暫定）... |
昭和6年度に「西俣作業軌道」として瀬戸川停車場〜西俣沢間を作設。 ※一部は、弊サイトで言うところの「西股沢作業軌道」に該当
コレ以前は小谷狩り（流水による木材の運搬方法）によって瀬戸川停車場付近まで流送し、そこで陸揚げされ、林鉄（王滝森林鉄道瀬戸川線）にて順次運ばれて行った。ちなみに、王滝森林鉄道瀬戸川線の開設は大正13年度。
以下はスペック
延 長：1875m ※後に延長線が作設されている
路 幅：2.1m
最急勾配：71.4
平均勾配：50
最小半径：7.3m
軌 条：8kg
トロリー総台数：15
機関車：1（4.5噸ガソリン機関車）
そして昭和9年度、当線の前身である「東俣作業軌道」が作設される。つまり、今で言うところの“2級線”はこの作業軌道をベースにしている。但し、手持ちの資料（図面）を見る限りでは、瀬戸川停車場〜今で言うところの西股沢作業軌道分岐まで（この部分は共用）は西俣作業軌道の管理下に置かれている。名称も「西俣作業軌道」のまま。
また、瀬戸川停車場〜今で言うところの約200M間は、西俣作業軌道と東俣作業軌道は別々のルートを通っている。東俣作業軌道は今で言うところの2級線と同じルートだが（この部分は東俣作業軌道の管理下）、西俣作業軌道は山側をショートカットしている。両者はそれぞれ別の部署に属しているので（西俣作業軌道は西俣伐木。東俣は文字が読めなかったが、5文字あった）、その辺が関係しているのカモしれない。
以下はスペック
延 長：1312.5m
路 幅：2.2m
最急勾配：55.5
平均勾配：41.6
最小半径：7m
軌 条：8kg
トロリー総台数：12
機関車：1（4.5噸重油機関車）
※延長について、「瀬戸川停車場付近の200M＋西俣作業軌道分岐以遠の1112.5M」だと、今で言うところの「石樽沢橋梁」付近にあたる
翌昭和10年度、延長線が作設される。
以下はスペック
延 長：1703.6m
路 幅：2.2m
最急勾配：50
平均勾配：40
最小半径：8m
軌 条：8kg
トロリー総台数：12 ※既成線と同
機関車：1（4.5噸重油機関車） ※既成線と同
戦後、昭和27年度。瀬戸川停車場〜東股沢停車場間2520Mを新設。事実上は作業軌道から2級線に作編（作業軌道から編入）か。それとも、昭和20年前後に廃線撤去し、旧路盤の大半を利用した上で新たに作り直しか。ちなみに、図面上では、東股沢停車場までの線形は作業軌道時代と同じ。いずれにせよ、機会があったら元関係者に訊いてみたいと思う。
以下はスペック
延 長：2520m
幅 員：2.2m
最急勾配：50
平均勾配：36.6 ※作業軌道時代より緩和
最小半径：13m ※作業軌道時代より緩和
軌 条：
|
|
|
|
|
|
|
▲構内から東股沢方を見る。起点から30‰で登ってゆく。
|
|
2016年4月2日撮影
|
|
|
|
|
|
|
▲上写真付近を土捨場上から見る。
|
|
2004年4月中旬撮影
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲上写真の数歩先。左に大きくカーブ。ココのカーブは「R=13」。
|
|
2016年4月30日撮影
|
|
|
|
|
|
|
▲上写真のすぐ先（カーブ直後）。起点から約200m。左（矢印）は高橋沢作業線（別章）。位置は予想。
|
|
2004年4月中旬撮影
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲[写真07]から瀬戸川方を見る。
|
|
2004年4月中旬撮影
|
|
|
|
|
|
| ▲上写真の左（谷側）。巨大な切り株。 |
|
2001年8月中旬撮影
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲切り株のあゆみ。手前部分が消えている。林道整備によるものか... 今後も観測します。
|
|
2016年4月2日撮影
|
|
